💗妊娠希望の未来のママパパさんへ
内科の診療所なのにまるで産婦人科さんのようなタイトルをつけてしまいましたが、よく知られている妊娠初期の風疹感染リスクを含め、予防できることをおさえておきませんかというご提案です。
例えば
風疹は、妊娠初期に罹患するとおなかの赤ちゃんに障害が出ることがあります。(先天性風疹症候群)
水痘は、出産前後に罹患すると生まれた赤ちゃんが重症の水痘にかかる危険。
麻疹、おたふくかぜは母体の症状が重くなり流産の危険が出てくる。インフルエンザもしかりです。
6か月未満の赤ちゃんが百日咳にかかると重症化しやすいです。(百日咳含有の四種混合ワクチンは生後3ヶ月から定期接種できます。)
これら感染症をワクチンで予防することが安心して元気な赤ちゃんを産み育てることにつながっていきます。
万一のことを考えるなら、配偶者や同居家族も含め対策をするべきです。皆が皆罹るわけではないのですが、いざ身の回りで起こると悔やんでも悔やみきれません。
妊活を始めた方、妊娠を考えていらっしゃる方は事前に抗体検査(麻疹・風疹・おたふく風邪・水痘)を受け、抵抗力(抗体価)が不十分であればすみやかなワクチン接種をお勧めいたします。接種後に抗体が十分に増えたか接種後6週間以降に調べて確認しましょう。不十分なら抗体が増えるまで接種しなければ意味がありません。
麻疹、風疹、おたふく風邪、水痘のワクチンは生ワクチンといって接種後の増殖が胎児に悪さをする可能性があり、妊娠前に免疫をつけておかなければなりません。そして、生ワクチン接種前1ヵ月、接種後2か月間は避妊をしてください。
風疹の抗体検査に関しては挙児希望の夫婦および同居家族に補助が出る自治体(西宮市に関してはコチラ)もありますが、他は自費となります。
また上記感染症のワクチンはすべて自費扱いとなります。(昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性に配られたクーポンなら、検査も接種も公費でOKです。 ……詳しくはこちら)